ナカムラアトリエのロゴでもお馴染み、nanocadesignさんデザインの茶筒です。
帯は今年の干支にちなんだ「辰」。辰の体の黒ラインで文字組の強弱のバランスを整え、アクセントとして絶妙な位置に朱が入っています。茶筒に使われている京染和紙は、江戸時代から続く小紋柄の型紙を使用して仕上げられているとのこと。手で表面を触ると模様の境に僅かな凹凸を感じることができます。
素材や文字の間の取り方などどこを見てもデザイン上の気配りがされていて、全体の「整え」が茶筒周辺の空気感までも変えてしまうほど。プロの姿勢を感じます。