タブレットのペンのスイッチは2つ。ボタンは自由にカスタマイズできます。ここではCAD用に設定。一つはラジアルメニューと呼ばれるコマンド選択。階層化が可能で、主要なコマンド、次に必要なコマンドと使いやすいように設定します。もう一つのボタンはクラス変更に。線種を3つほど設定することでペンで線種が変えられることになります。
タブレット本体にはボタンがついていて、ここでスクロールやショートカットの設定が可能。ボタンの間隔が狭いため、ちょいと使いづらいので、頻度の少ないコマンドを設定しています。
ペンを使っていて不便だったのは、拡大縮小ができるマウスのホイールがないこと。解決すべく検討した結果が左手でも使えるボタンマウスの使用。ゲーミングマウスと呼ばれているもので、ボタンが7つ+クリック2つが割り当てられます。ここではスクロール、シフト、コントロール、デリート、戻る、ラインを割り当てています。ボタンは人差し指と薬指の指先と、第一関節と第二関節の間のところ(なんて言うんだろ?)を使って押します。このマウスのすばらしい点は、ボタンの割当てが3階層になっていること。あるボタンを押すと側面のLEDランプの色が変わり、階層が変わったことを示します。最初は使ってみたものの、瞬間的に頭がついていけずに今は1階層のみの使用となっています。写真は設定画面。マウスとペンタブレットのポインターの干渉を防ぐため、マウスの移動感度を鈍くしています。
数字入力はできるだけ左手の移動が少なくなるようにマウスの左側にくるように独立型を選択。ペンでポインターを移動している間に左手で数字入力の準備ができます。
ショートカットをペン、マウスに詰め込むことができるため、キーボードは文字入力のみに使用。とはいえ、机の場所も限られてくるので、できるだけコンパクトなテンキーレスのものを選択。
まとめた図がこんな感じ。ペンとコマンドを使いこなすまで慣れが必要(2週間かかった(笑))ですが、慣れてくるとピアノを弾くように無意識、瞬間的にコマンドがワンクリックで出てくるので作図スピードがUP。
こうすればよかった点としてタブレットは最小のものでよかったことかな。。大きいタブレットでも作業領域は設定できますので、ペンを大きく動かす必要がありませんが、場所をとられます。
ペンタブCADを体験してみたい方はぜひ事務所に遊びにいらしてください~。