奥さんと別居中の「柴犬似」のしばたさんが、脱サラして息子と開いているパン屋の日常を描いた「しばたベーカリー」。擬人化された犬でなく、「犬似の人間」という設定が笑いを誘う核となっています。
漫才といったお笑いではほんの少しの「毒」がボケ・突っ込みを強化するのですが、その盛り役はかわいい顔をした息子。淡々と会話する親子に体を張って(旦那に)強烈な突っ込みで割って入るのが家族の元に戻りたいと思いつつ、素直になれない妻(半ストーカー化してる)。
このもどかしくも思える家族間の距離のとり方が物語全体の空気を作り出し、犬似世界を築き上げています。
息子の顔を模ったチョコ太郎パン(ライツフリー)の販売店も募集しているそうですよ!